雑記帳‎ > ‎

なぜ「うどん」部なのか?

2012年9月25日(火)
文: 加藤集平

こんばんは。うどん部を作った、現在平部員の加藤集平です。
2007年にうどん部を作ったのが私ということで、なぜうどん部がうどん部なのか?どうしてラーメン部やそば部ではないのか?そもそもどうしてできたのか?その辺りの事情を綴ろうと思います。

うどん部がうどん部である理由①: 高校のうどん部をまねて作ったから

そもそも私がうどん部を作らなければ東大うどん部は存在しなかったと思います。では、私はなぜうどん部を作ったのでしょう。
答えは、私が香川県の高校に通っていた時に「うどん部」に所属しており、大学に入ったら是非うどん部を作ろうと考えていたからです。

その高校のうどん部というのは、高高うどん部。私が知る限りでは、世界で初めて創立された本格的なうどん部です。うどん部の草分けということです。
実は部とは言っても、吹奏楽部の中にある部活内部活動なのですが、そんなことは関係ありません。
自転車で香川県内を走り回ってうどん屋さんを巡る「遠征」が主な活動で、東大うどん部の活動の1つである遠征の元となりました。
他にも高高うどん部はWebサイト上で遠征報告もしていますし、うどん作りもしていますし、実を言うと東大うどん部は高高うどん部をそのまま真似たようなものとして始めたものです(もっとも、高高うどん部のWebサイトを開設したのは私ですが…)。
現在高高うどん部のWebサイトはあまり更新されていないようですが、掲示板を見る限りでは私が所属していた頃と変わらず活動をしているようです。
うどん部の草分けとして私は今でも高高うどん部を尊敬しているので、現役部員の皆さん、一度うどん屋さんでご一緒できないですかね?

うどん部がうどん部である理由②: うどんは色々ちょうどいい!

こちらは後付けの理由なのですが、理由①だけではあっけないのでこちらの理由をいつも人には話します。

うどん部の存在を初めて知られた方の多くは、うどん部という「食べ物を食べる」ことを主な活動にしている訳の分からない部の存在に驚くとともに、なぜ「うどん」なのか?ラーメンや、そばじゃなくて、何でうどんなんだ?ということが気にかかるようです。なぜ、数ある食べ物の中から、うどんを選んだのでしょう?

それは、うどんが大学のサークルとして活動する上で、あるいは趣味にする上で色々ちょうどいいからです。以下にうどんがちょうどいい点を3つ、似たような食べ物であるラーメンやそばと比較しながら列挙します。

ちょうどいい点①: 価格が安い

うどんは、平均すれば安い部類の外食に入ると思います。厳密な計算はしていませんが、ラーメンやそばをお店で食べると(立ち食いそばを除けば)、少なくとも500円、1000円近くすることもあります。対して、うどんはどうでしょう。そばで言う立ち食いそばに相当するチェーン店を除外しても、500円を切るお店はたくさんあり、1000円近くすることは多くありません(もちろん、高めのお店もあります)。決して経済的に豊かでない人が多いであろう大学生のサークルとしては、なるべく安く食べられる食べ物を対象としたほうが、たくさんのお店に行けて助かります。趣味とする場合も同様です。

ちょうどいい点②: 趣味としている人(ライバル)が多くない

世の中、うどんを趣味としている人は多くないはずです。証拠はたくさんあります。

たとえばラーメンと比較してみると、ラーメンガイドブックはたくさんありますが、うどんガイドブックは数えるほどしかありません。タウン誌でラーメンはしょっちゅう特集される一方、うどんが特集されることは稀です。プロのラーメン評論家は山のようにいますが、プロのうどん評論家(っぽい人)は、はんつ遠藤さん(うどん専業ではないですが)や、蓮見壽さん、麺通団の方々など数えるほどしかいません。ラーメン官僚はいても、うどん官僚はいません。

そばと比較してみても、そば打ちを趣味としている人はたくさんいますが、うどん打ちを趣味としている人はそんなに多くなさそうです。実際、趣味系の雑誌でもそば打ちのほうが多く特集されている(と思います)し、だいたい、うどん作りに使う小麦粉を買いに北東製粉さんの工場に行くといつも「なぜそばを打たないのか、そばのほうがいいよ」と言われます。そば打ちよりうどん打ちのほうが失敗しにくいし簡単なので、うどん打ちのほうが流行ってもよさそうなのですが、世の中そうではないようです。うどんと比べて、そばにはそれほど根強い人気があるのです。

このように、うどんはラーメンやそばと比べて趣味としている人が少ないわけですが、これがちょうどいい点の2つ目です。趣味としている人は、すなわちサークルとして(あるいは趣味人として)世に出ていくにあたってのライバルです。ところが、ラーメンやそばのようにライバルが多いと、圧倒的に強力であるライバルに打ち負かされて、うどん部という存在が知られることもなく(あるいはうどん趣味人として知られることもなく)、活動の実を結ぶどころか芽すら出させてもらえないことになるでしょう。特に、ラーメンはプロの評論家があまりに多いので、お店に行って記事を書いたってよっぽど修行を積まないと何にもなりませんよね。その点うどんはライバルが少ないので、コツコツじっくり活動のレベルを上げて、サークルとして、あるいは部員がうどん趣味人として少しでも名を上げることが可能となります。せっかく活動するなら、潰されて埋もれてしまうよりも、芽が出て実を結べたほうがいいですよね!

ちょうどいい点③: 趣味としている人(ライバル)が少なすぎない

先ほどのちょうどいい点②と矛盾するようですが、そうではありません。

ライバルが多すぎるのもやりづらいですが、ライバルは時に有益な存在です。ライバルは、自分たちの代わりに趣味対象についての情報を色々調べてまとめてくれます。ライバル=趣味としている人向けに、企業がそれらの情報をまとめて本にしてくれたり、ラジオやテレビの番組にしてくれたりします。うどんで言えば、お店のデータ、お店の一般的な評価、作り方、歴史、などなど。もしライバルがまったくいなければ、これらの情報を自分たちで一から調べてまとめなければなりません。本当はそれらの情報をもとにたくさん活動をしたいのに、その前に大変な重労働をすることになります。その点うどんは、趣味としている人がそこそこいるために、これらの情報は比較的容易に手に入ります。よかったですね!

さて、うどんがちょうどいい点を3つあげてきました。もちろん、うどんはこれらの条件を満たしているので、以上の理由はうどん部がうどんを選んだ必要条件ということになりますが、十分条件ではありません。理由①のとおり、単純に高校のうどん部の真似をして作っただけです。

だとすると、以上の条件を満たした新たな食べ物系の部を作れば成功しやすそうですね!そこで、うどん部を作った私から「こんな部はいかがでしょう」という提案をさせていただきます。
  • たい焼き部
  • 弁当部
たい焼き、弁当とも、ちょうどいい点①②の条件を満たしていると、私は思っています。弁当は③の条件は少し厳しいかもしれませんが、たい焼きに関しては、趣味人の方もいらっしゃいますし、ガイドブックも発売されています。さあ、どなたか部を始めてみませんか?

以上、うどん部がなぜ「うどん」部なのか?について解説してきました。何か疑問点や意見があればページ下部に記載のメールアドレスまでお知らせくださいませ。