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香川遠征1日目

                                                                                                    文責:濱中

香川県は起伏に富んだ地形で、高松空港に着くとまず目に入ってくるのは、水墨画の世界に出てくるような丸みを帯びた山々となだらかな平野だ。後から振り返ってみると、今回のわれわれの香川遠征も同様に、十分に山あり谷ありだったと言えるだろう。


丸みを帯びた山

その日は朝7時半に成田空港第3ターミナルで集合した。普段は10~30分ほどの遅刻が当たり前という部活で全員が時間通りに到着したことは特筆すべきことだろう。

「うどん県」を名乗るだけあって、空港でもうどん関連のものがわれわれを出迎えてくれた

しかし、集合時間が飛行機出発の30分前だったために3人ほど飛行機に乗れず、離れ離れになってしまった。そのことに気がついたわれわれは何度かの試行後、彼らと連絡を取ることに成功し、彼らがこの飛行機に乗ることはできないこと、他の手段を探して後から香川に行くことを知った。飛行機の中では3人が鉄道を利用する場合とLCCの夕方の便を利用する場合を想定し、それぞれの行動計画について検討を重ねた。しかし、高松空港についてから、3人からの連絡で彼らがJALの昼の便で来ることが判明したため、全ての計画は白紙化してしまった。

その後、予約していた車3台のうち2台を借りるため、レンタカー店に移動した。このときになって、遅れてきたうちの1人が宿を予約しているため、3人と合流できなかった場合、泊まる場所がどこか分からないことに気がついた。

 

とりあえず、気を落ち着けてあらためて今後の計画について話し合ってはみたものの、あいまいな結論しか出せなかったがために、その結論を互いに違うように解釈してしまうこととなった。

 

しかし残念なことに、われわれは高松市内の「さか枝」についたときになって初めて、解釈のすれ違いを理解した。すでに、もう1台の車は遠く、「がもううどん」まで行ってしまっていたため、とりあえず昼に空港で合流することとして、それまでは別行動することとなった。

朝11時ごろだったためか、「さか枝」には並ばずにすんなり入ることができた。

うどんを口にした途端、われわれはその「完璧さ」に言葉を失った。(ここで、普段からうどん部部員が無口である傾向を指摘してはならない)われわれがうどんについて持っているイメージを遥かに超えたうどんだった。麺のほどよい固さ、麺から漂ってくる小麦の香り、一度食べたもの全てを虜にしてしまう出汁を味わいながら、やはり香川県のうどんを知らずして、うどんを語ることができないことをよく理解した。

(さか枝にて。うどんとはこれほどまでに美味しい食べ物だったのかと感動)

遅れてくる3人の飛行機到着まで、まだ時間があったため、「さか枝」のすぐ近くの「竹清」に向かった。この店は「半熟玉子天」が美味しいことで知られている。ちょうど昼時だったため、長蛇の列ができていたが、「セルフうどん店」であるため、10分ほどで入ることができた。入口付近の揚げ物専用スペースで揚げられた「半熟玉子天」を持って、列に並び、うどんの麺を受け取った。そのうどんを自分でざるに入れて、お湯に入れて温めて、トッピングを加えて、立ち食いした。熱々の天ぷらの中から出てくる半熟の黄身をうどんの麺に絡ませて食べるのがたまらない。卵の黄身、トッピングの大根下ろし、かけ汁が混ざった優しい味わいに心が和んだ。 

(竹清にて)

その後、空港に向かった。香川県は車の往来が少なく、初心者でも運転しやすそうだ。(とは言え、私は運転を断ったのだが)

 

空港に着いたころ、もう1台の車の方から、12時40分の飛行機到着時間には間に合いそうにないから、「山越うどん」で待ち合わせにしようという連絡が来た。しかし、残念なことにそのうどん屋は13時半で閉まってしまう上、空港から30分ほどかかる場所にあるため、そこには行けそうになかった。そのため、「山越うどん」から車で10分ほどの「はゆか」といううどん屋で合流することとした。ようやく13時ごろ遅れてきた3人と合流し、

「はゆか」に向かった。

(はゆかにて)

予想に反して、「山越うどん」組よりも「はゆか」に先についた。しばらく待っても来なかったため先にうどんを食べることとした。山間にある「はゆか」店内は広く、素朴な小麦の味わいに舌鼓を打った。その後、30分後、「山越」組と再会するができた。どうやら道に迷っていたらしい。午後2時半ごろだった。

 

この時間でもやっているうどん屋は多くない。高松の「うどんバカ一代」がやっていることを知って、そちらに向かうこととした。この店はバターうどんが有名なのだが、すでに3杯食べて、お腹一杯だったため、かけうどんにした。バターの良い香りが店内に漂っていて、それを味わうことができないのは残念だが、仕方あるまい。今年はトラブル続きで、この日は4軒しか回れなかったが、例年は5~6軒回るというのだから、なかなかハードそうだ。

 
(うどんバカ十代)

その後、「春日なごみの湯」に行った。オリーブと米ぬかの湯などがあって、肌がすべすべになった。

 

そろそろ宿に行こうという話になったので、宿に向かうこととした。駅前で3000円だという。宿の前を通ったときに「カプセルホテル」という看板が目に入った。昨年の香川遠征で泊まった宿は明らかに元ラブホで、一同仰天するという事件があったらしいので、今年はカプセルホテルだったとしても、何らおかしいことはない。

予想とは違って、われわれの泊まった部屋は普通の部屋で、少し安心した。

その後、お土産を買いに駅の近くの「四国88」という店に行った。クスリと笑わせるような面白いものを色々と売っていて、見ているだけでも飽きない。部員はうどんを買いあさっていた。このときの分も含めて、東京に帰るまでにお土産用うどんを14食分買ったツワモノもいた。

毎年「一鶴」で「骨付き鶏」を食べる伝統があるというので、そこに行くことにした。香川県は「うどんだけではない」と言って、この「骨付き鶏」を売り出しているのだという。予約は出来なかったため、30分ほど並んで午後9時過ぎごろ、入った。昼間に散々うどんを食べてはいたものの、肉の香りに食欲を掻き立てられて、苦も無く食べることができた。この店は横浜にも支店があるというから、「うどん部はうどんだけではない」と言いたいわけではないが、近いうちにうどん部で行ってみたい。

その後は宿に帰って、ぐっすり眠った。