文: 大谷直也 2月29日(水)、一本うどんの会を行いました。 このうどんは調理に相当手間がかかるため、注文は4人前から、完全予約制という高い壁があります。 今回は外部から友人を引っ張りこみ、なんとか4人揃えることができました。 (ちなみにその友人は試験期間の真っ最中でした。来てくれてありがとう!) さて、一本うどんとは何か。 説明するより、実際に見てもらった方が早いでしょう。 ↑ これです。 全長6メートル、太さは親指サイズという迫力満点のうどん。これで4人前です。 「鬼平犯科帳」シリーズによく登場していたものを、お店のご主人が試行錯誤の末に実現させたものです。 作中では「へびのようにとぐろを巻き、ちぎって食べる」と表現されているそうです。すすることは最初から想定されていないようですね。 一本うどんはつけ出汁につけて食べます。 ごまはすりこぎに入って出てきました。すりたての香りが楽しめます。 さて、この一本うどんですが、太いため非常に重いです。 もたれるという意味ではなく、本当に麺の重量が重いんです。 さらに、非常にコシがあるため、切るのも一苦労。箸でつかんでも手が疲れてくるほどです。 なので、 このように、つながったままつけ出汁に入れてかじる他にありませんでした。 味の方は、豊かな小麦の香りを存分に楽しめておいしかったです。 完食に自信がない方でも、店員さんに声をかければ袋に入れて麺を持ち帰ることができるので心配いりません。 このうどんを食べたことは、うどんライフの強烈な思い出として残ることでしょう。 |